新千里北町には、千里ニュータウンとして開発された12住区の中で唯一、幾何学型・動物型のユニークな車止めが多数設置されています。
ディスカバー千里のメンバーによる継続的な調査を通して、新千里北町には50基以上の車止めが設置されており、設置には法則があることが明らかになって来ました。ディスカバー千里ではこの調査結果を還元するために車止め街歩きツアー、小学校での出前授業などを行ってきました。
現在、新千里北町では「北町車止めペイント祭り」が進められています。北町の車止めの中には塗装が剥がれているものがあるため、子どもたちと一緒にペンキの塗り替えをするというもの。
2018年2月21日(水)、北町会館にて「北町車止めペイント祭り」に向けた子どもミーティングが開かれ、ディスカバー千里のメンバーが千里ニュータウンの歴史や車止めの説明、ペンキの塗り方のアドバイスを行いました。
「北町車止めペイント祭り」子どもミーティング
- 日時:2018年2月21日(水)
- 場所:北町会館
- 参加者:新千里北町の子どもと保護者、高齢の方
- 内容
・ニュータウン開発前の千里丘陵と上新田の話(高齢者向け)
・新千里北町の道路計画の特徴と車止めの役割の説明(子ども向け)
・子どもたちから高齢の方たちへの新千里北町の思い出インタビュー
・ペンキ塗りについてのアドバイス
この日の子どもミーティングは盛況でした。子どもたちからは車止めについて多くの質問が寄せられ、車止めへの愛着が育っていると感じさせられました。
子どもたちだけではなく、子どもの付き添いで来られていたお母さんたちにも、車止めを通して千里ニュータウンや新千里北町に関心を持っていただく機会になったと思います。
また、高齢者の方たちは、子どもたちの思い出インタビューに嬉しそうに答えておられました。千里中央が建設される前には2本の見事なモモの木があったといった話や、まち開き当初は駅までの道路が舗装されておらず、ぬかるみの道を長靴で駅まで歩いたといった思い出話に子どもたちはたいへん驚いた様子でした。
まちの暮らしの歴史が、子どもたちへと伝えられた有意義なミーティングでもありました。