千里ニュータウンにお住まいのみなさまから、就学・就職・転勤などで他の地域に転居された千里ニュータウンのOB・OGのみなさまから千里ニュータウンの思い出をお聞きしています。

センター紹介

千里ニュータウン研究・情報センター(ディスカバー千里)は、日本で最初の大規模ニュータウンである千里を拠点とし、ニュータウンの歴史と価値を発見するために、調査・研究、アーカイブ、デザイン、情報発信などの活動を行っています。

これまでの活動はこちらを、最近の活動はこちらをご覧ください。

センターの概要

名称千里ニュータウン研究・情報センター
(通称:ディスカバー千里)
設立年2012年9月15日
代表太田博一(共同代表)
鈴木毅(共同代表)
活動拠点〒560-0083
大阪府豊中市新千里西町3-2-3 笹部書店内
沿革2002年7月26日:「千里グッズの会」(センターの前身)が新千里東町の「ひがしまち街角広場」で第1回目の会合を開く。
2011年4月1日〜2015年3月31日:「千里グッズの会」と豊中市の協働事業「千里ニュータウンの地域情報の「蓄積・編集・発信」システムの開発事業」を実施。
2012年7月25日:「千里グッズの会+大阪大学建築・都市計画論領域」による大きな本プロジェクトが大阪府の「おおさかカンヴァス2012」の作品に採択。
2015年3月:豊中市の協働事業「千里ニュータウンの地域情報の「蓄積・編集・発信」システムの開発事業」が終了。以降、千里ニュータウン研究・情報センターが活動を継承。
2022年7月:「ひがしまち街角広場」の運営終了に伴い、活動拠点を新千里西町の笹部書店に移転。
受賞歴2014年11月29日、「千里グッズの会」が2014都市住宅学会・業績賞を受賞

ディスカバー千里の概要紹介のPDFファイルはこちら、活動紹介のPDFファイルはこちら

「千里グッズの会」

「千里グッズの会」は千里ニュータウンの価値・魅力を発見し、伝えるための活動を行ってきたグループで、2002年、新千里東町近隣センターのコミュニティ・カフェ「ひがしまち街角広場」に集まった地域住民、建築・都市計画・まちづくりの専門家、大阪大学の研究者・学生が立ち上げました。

「千里グッズの会」がスタート時から取り組んできたのが千里の絵えはがき作りのプロジェクト(SEPP=Senri Postcard Project)です。「魅力ある街には魅力ある絵葉書がある」を合い言葉に、千里の写真などを素材として、絵葉書を作成。作成した絵葉書の一部は「千里まちづくり市民フォーラム」等のイベント会場や、新千里東町の「ひがしまち街角広場」で販売してきました。
この他に、ニュータウンに関する映画の上映会の開催、千里ニュータウン展の企画・展示品の製作、新千里東町近隣センターの「ひがしまち街角広場」の活動記録『街角広場アーカイブ』の編集、まち歩きガイドブック『千里ニュータウンウォーク・ガイド−「千里ニュータウン計画」の思想を巡る−』の編集、「千里グッズの会+大阪大学建築・都市計画論領域」メンバーによる「大きな本」(おおさかカンヴァス2012選定作品)の制作なども行ってきました。

「千里グッズの会」と豊中市との協働事業 (ディスカバー千里)

「千里グッズの会」は、2011年度〜2014年度に豊中市との協働事業「千里ニュータウンの地域情報の「蓄積・編集・発信」システムの開発事業」(通称:ディスカバー千里)として、暮らしのアーカイブ事業、ウェルカムパック事業の2つの活動を行いました。
※協働事業で取り組んだ活動は、現在は「千里グッズの会」が継続して行っています。

「千里グッズの会」から「千里ニュータウン研究・情報センター」(ディスカバー千里)へ

「千里グッズの会」では以上のような活動を行ってきましたが、活動を続ける中で次第に、

  • 大阪府によって開発され半世紀を経た千里ニュータウンは豊かな町に成熟し、団地の建替えも活発な恵まれたニュータウンだが、元々の先進的な計画の価値、住民による暮らしと場作りの歴史が共有・尊重されておらず、近過去について記憶喪失になりつつある
  • 現在、急速に再開発が進んでいるが、千里ニュータウン全体としてどのような街にしていくのかという視点から再開発を位置づける主体がなく、再開発の経験が次に活かされていないこと、また、再開発に住民が意見表明・参加するための仕組みがない
  • 緑豊かな住宅地である反面、仕事・起業の場、住民同士が気軽に集まれる場が十分ではない
  • 成熟社会に対応するために、千里ニュータウンをどう再構築していくのかについてのビジョンが描けていない

という問題意識が膨らみ、千里の風景や記録、記憶の収集、調査研究成果の公開、街の魅力や情報を表現・共有するための新たなメディアのデザインなどへと活動領域を広げてきました。まちびらきから半世紀が経過した千里において、研究者と住民とが協働して、継続的に以上の課題に取り組んでいく必要があると考え、2012年9月より「千里ニュータウン研究・情報センター」(通称:ディスカバー千里)としての活動をスタートさせました。

その後、「千里グッズの会」から活動を続けてきたメンバーと、豊中市千里文化センター・コラボで千里ニュータウンの観光冊子『ぶらり千里:魅力発見ガイドブック』の編集に携わってきたメンバーとが合流し、「千里ニュータウン研究・情報センター」(通称:ディスカバー千里)の活動を続けています。