戦後の高度成長期、仕事を求めて多数の人々が地方から都市へやって来ました。多量の住宅が求められたことで、既成市街地周辺には住宅地がスプロール的に開発されていきました。こうした背景のもと、良好な住環境を備えた大量の住宅を供給するため、大阪府企業局により計画・開発されたのが千里ニュータウンです。
千里ニュータウンは大阪都心から北へ約15kmに位置し、吹田市と豊中市にまたがってひろがっています。それまで竹薮がひろがっていた千里丘陵に、面積1,160ha(吹田市791ha、豊中市369ha)、計画人口15万人、計画住宅戸数3万7330戸の、我が国初の大規模ニュータウンとして開発されました。1958年に開発決定、1961年に起工。大阪府と多くの専門家が総力をあげて取り組み、新しい理論と提案が盛り込まれた先進的・総合的な「実験都市」として建設され、1962年、佐竹台から順に入居が始まりました。
2022年で、千里ニュータウンはまちびらき60年を迎えました。
- 開発面積:1,160ha(吹田市:791ha、豊中市:369ha)
- 計画人口:15万人
- 計画住戸数:3万7330戸
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