千里ニュータウンには特徴のある遊具がたくさんあります。その1つが、動物型のすべり台です。
新千里南町:くじら公園
(2018年1月撮影)
(2019年4月撮影)
新千里南町のくじら公園には、公園の名前の由来になったくじらの形をしたすべり台がありました。このすべり台は、表面がFRP樹脂(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)*1)で加工されていましたが、設置から年月が経過し破損の恐れがあり危険であること、再生には費用がかかり過ぎることから撤去されました。
新千里南町:市営新千里南第2住宅7号棟前
(2022年1月撮影)
くじら公園の近くにある市営新千里南第2住宅7号棟前に、象の形のすべり台があります。すべり台を滑った先の砂場は、グー、チョキ、パー、カメ、ウサギ、ハクチョウ、チョウと面白い形をした踏み石で囲われています。
約25年前から市営新千里南第2住宅にお住まいの方の話では、以前は象の形のすべり台の周りでじゃんけん遊び」をして遊びまわる子どもたちの声が聞こえていたが、最近は子どもも少なくなり、子どもたちが遊ぶ声が聞こえることも少なくなったとのことです。
先日、豊中市の職員が象のすべり台の調査に来られていたとも伺いました。象のすべり台も、くじらのすべり台と同じく表面がFRP樹脂で加工されており、安全性の調査に来られていたのだと思います。
注
- 1)FRP樹脂(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)とは、「エポキシ樹脂やフェノール樹脂などに、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維を複合して強度を向上させた強化プラスチック」のことで、「安価・軽量で耐久性がよく、成型、穴あけ等の加工も比較的容易」である。Wikipedia「繊維強化プラスチック」のページより。