千里ニュータウンにお住まいのみなさまから、就学・就職・転勤などで他の地域に転居された千里ニュータウンのOB・OGのみなさまから千里ニュータウンの思い出をお聞きしています。

令和元年度憲法記念日市長表彰の表彰を受けました

千里ニュータウン研究・情報センター(ディスカバー千里)は、豊中市の令和元年度憲法記念日市長表彰を受けました。
この表彰は、豊中市の発展、市民福祉の向上などに貢献した人物・団体に対して、その功績を称え顕彰するために行われるもので、今年は27人、8団体が表彰を受けました。

式典は2019年5月12日(日)、市役所の第二庁舎ロビーで開催されました。昨年まで市役所の会議室で行われていた式典は、市長の発案により令和元年の今年からロビーで行われることになったそうです。表彰される団体の関係者や市議の方たち、市役所の職員の方たちなど多くの方たちが参加されました。
式典では、世界的に活躍する大阪コレギウム・ムジクムの編曲による「豊中市歌」も披露され、続いて、市長から受賞者に賞状が手渡されました。

私たちが頂いた賞状の文面はつぎの通りです。

表彰状
千里ニュータウン研究・情報センター様

貴センターは多年にわたり地域住民と協働し千里地域の魅力を発信することで千里のまちづくりに寄与されました
その功績はまことに多大でありこれを表彰します

令和元年(2019年)5月3日
豊中市長 長内繁樹

ディスカバー千里は2002年、コミュニティカフェ「ひがしまち街角広場」(新千里東町近隣センター)を拠点に、「千里グッズの会」としてスタートしました。
「魅力ある街には魅力ある絵葉書がある」をテーマに、千里の住民の方たちと大学生、建築やまちづくりの研究者・専門家が協力して千里の絵葉書を作成することから始めました。

千里ニュータウンは2000年頃から集合住宅の建替えが本格化したため、千里の絵葉書にある風景はつぎつぎと消えていき、絵葉書は千里ニュータウンの貴重な記録となっています。千里の絵葉書づくりを進めるにつれ、私たちは「まちを記録する」ことの大切さを感じ、絵葉書の作成だけではなく、住民の方たちに暮らしの思い出話をお聞きして記録したり、千里ニュータウンの成り立ちや変化を調査・研究して蓄積・発信していくことにも取り組むようになりました。2012年には団体名を「千里ニュータウン研究・情報センター」(通称ディスカバー千里)と改めました。

2011年からの約3年間は、豊中市との協働事業として「千里ニュータウンの地域情報の蓄積・編集・発信システムの開発事業」に取り組み、千里ニュータウンの暮らしの歴史を住民の方たちの協力を得ながらまとめ、公表しました。

以来、千里ニュータウンの調査・研究・蓄積と地域の催しの場での発表、国内外からの千里ニュータウン見学者の案内、千里ニュータウンに関する講演、身近な環境のリノベーション(改修)の提案と実践のためのコーディネートといった活動を続けています。

これまでの17年間にわたる私たちの活動は、千里ニュータウンの住民の皆さまのご協力を頂きながら続けてまいりました。これからも、千里の暮らしの歴史や価値を評価し、お伝えし、千里ニュータウンのあるべき姿を住民の皆さまとともに模索していければと考えております。

今後ともよろしくお願いいたします。


  • 式典の様子を撮影した動画がこちらで公開されていますので、よろしければご覧ください。