2022年7月7日(木)、北丘小学校(新千里北町)において、小学校3年生の出前授業「千里ニュータウンと新千里北町:まちのとくちょうを知ってまちを楽しもう」の講師を担当しました。北丘小学校で出前授業の講師を担当したのは2016年10月、2021年12月に次いで3回目となります。
この日の出前授業では、千里ニュータウン開発前の千里丘陵はどのようなところだったのか、千里ニュータウンはなぜ開発されたのか、千里ニュータウンにはどのような特徴があるのかといったことを説明し、最後に、新千里北町の特徴である街をめぐる歩行者専用道路のこと、動物の形や〇▽☐が組み合わさった形の車止めのことを紹介しました。
子どもたちからは、「北町でいちばん古い建物は何ですか?」、「北町では、街がつくられるまえに古い建物や道しるべは発見されましたか? これから発見される可能性はありますか?」といった質問がありました。前もっての社会科の授業で千里ニュータウン開発前のことについて学ぶ機会があったようです。
これまでの出前授業やまち案内でも子どもたちから質問を受ける機会がありましたが、千里ニュータウン開発前の「昔の姿やその名残」、既存の市街地との「違い」についての質問を受けたことはありませんでした。
北丘小学校の子どもたちが、自分たちが住む街の成り立ちに興味を持ち始めたことに驚き、嬉しく思うとともに、千里ニュータウンには、開発前や開発から現在にいたる歴史を伝える「日常の場」(博物館などの施設だけではなく、街の物語をつないでいく日常の場)がないのではないかと改めて考えさせられました。来年の3年生からどのような質問が出てくるか楽しみです。