3月23日に第3回スキマチャレンジを開催しました。
2月のスキマチャレンジで好評だった「ディスカバー千里クイズ」の続きを行いました。
(クイズの一例)1990年にリニューアルされた千里中央の商業施設「せんちゅうパル」の、リニューアル前の名前は次のうちどれでしょう?
- ➀千里タウン
- ②パルタウン
- ③サンタウン
回答者はおもに子どもたちですが、このクイズで最初に手をあげ正解を答えたのは「じいじ」から聞いたことがあるという小学生の男の子でした。
千里は核家族のまちだと言われます。集合住宅地では、三世代が一つの住宅に住むということはほとんどないのですが、最近は建替えによって建設された民間マンションに、千里ニュータウンで育った第二世代の「近居」がみられるようになりました。しかし、まだまだまれなケースです。
まちが熟成していくということは、暮らしのものがたりが蓄積され、伝えられていくということだと考えます。千里ニュータウンには、「身内」の「じいじ・ばあば」に代わって、地域の暮らしの歴史を伝えてくれる「まち」の「じいじ・ばあば」が大勢おられます。集合住宅の建替えによって目に見える街並みとしてのものがたりは薄れていきますが、暮らしの記憶にあるものがたりを伝えていくのは、第一世代の楽しみややりがいにつながり、新たなものがたりを育む土壌づくりでもあると考えます。
ディスカバー千里は、千里ニュータウンのまち案内を実践しながら、千里ガイド講座のお手伝いもやっています。ディスカバー千里クイズは子どもたち向けの千里ニュータウンのものがたりの伝授であり、ガイド講座でもあると考えています(先ほどのクイズの答えは③サンタウン(※))。
ところで、スキマチャレンジはコミュニティカフェ「ひがしまち街角広場」の隣の酒屋さん「いなごや酒店」の立ち飲みコーナーとの共催で進めていますが、近くの医療センターにある医院(耳鼻科)をリノベーシしたカフェ&ショップの「33(トラントロア)」さんにもスキマチャレンジに加わっていただく計画です。千里ニュータウンの地域交流の場として計画された近隣センターが、つぎの時代にも暮らしの中の魅力ある交流の場になるようにチャレンジしていきたいと考えています。
(※)サンタウンは、千里中央地区全体の愛称であるため、正確には、「せんちゅうパル」部分のみは「サンタウン専門店街」である。