千里ニュータウンにお住まいのみなさまから、就学・就職・転勤などで他の地域に転居された千里ニュータウンのOB・OGのみなさまから千里ニュータウンの思い出をお聞きしています。

北町車止めペイント祭り:仕上げ(第2回目作業)報告〜住民の共同作業でまちを手入れする取り組み〜

新千里北町では「北町車止めペイント祭り」として、3月10日(土)に車止めの下塗り作業が行われました。そして、3月25日(日)に新千里北町町で「北町車止めペイント祭り」の仕上げ作業が行われました。

3月21日(水・祝)開催の予定でしたが雨のために延期され、この日の作業となりました。桜のつぼみがほころび始めた絶好のペイント日和で、午前10時に北丘小学校の校庭に集合した参加者は総勢約150人。「子どもペインター」は70~80人にのぼりました。
地域自治協議会会長のあいさつと塗装のプロ集団「塗魂ペインターズ」のメンバーの塗装ミニ講義のあと、10班の作業グループに分かれて車止め塗装の仕上げに出発しました。塗り重ねの必要があるため、午前と午後2回の作業です。まちのあちこちに散らばり、大人と子どもが入り混じった作業風景は、ほほえましくもあり、まちの価値が伝えられていく大切な時間でもあると感じさせられました。

北町には、キリン、リス、カメ、ウマといった動物型の車止めと、〇、▽、□の穴のあいた幾何学型の車止めが全部で約50個ありますが、今回は汚れの目立つ30個を塗り替えることになりました。
私たちディスカバー千里は、一度に車止めをすべて塗り替えてしまうのではなく、何年かおきに塗り替えることを提案させていただきました。これは、

  • 汚れのひどくないものやまちの風景に馴染んでいるものはしばらくそのままにしておいて、時の経過を感じてもらうことも大事である。
  • 子どもたちが車止めの手入れに参加する機会を何年かおきにつくっていくことで、まちの環境への関心や思い出を継続的に育んでいくことがよい。

お昼には参加者全員が北丘小に戻って、住民有志の方たちの手作りのカレーをいただき、そのあと午後の仕上げ作業を行いました。作業は午後3時ごろには完了し、カラーコーンと黄色いテープで守られた色鮮やかな車止めが春の日差しを浴びて輝いていました。

北町の暮らしの中の小さな宝である車止めを住民の共同作業で手入れしていく。このような身近な環境の手入れが、我がまちへの関心や誇りへとつながっていくことを期待します。