千里ニュータウンにお住まいのみなさまから、就学・就職・転勤などで他の地域に転居された千里ニュータウンのOB・OGのみなさまから千里ニュータウンの思い出をお聞きしています。

「八中の中庭を蘇らせよう!プロジェクト」完了〜アートな中庭誕生〜

豊中市立第八中学校の環境教育の一環として、ディスカバー千里がコーディネートしている中庭のリノベーションプロジェクトが完了し、アートな中庭が誕生しました。先日、途中経過をご紹介しましたので、その後の完了までの様子を紹介いたします。

作業7日目(仕上げ作業前半)

3月26日(日)は塗装の仕上げ作業に取り掛かりました。八中美術部の部員を含む生徒たち10数名は西側のベンチとスツールの塗装仕上げ、PTAと地域の皆さん約20名は東側の「夢実現」の塗装仕上げを担当。斬新な彩色のデザインは、美術部員によるものです。塗魂ペインターズの皆さんに筆やペイントローラーの使い方を丁寧に指導していただいたおかげで、参加者の皆さんはすぐに塗装の仕方をマスターし、「夢実現」の塗装仕上げは午前中に完成しました。しかし、午後3時ごろから小雨が降り始め、塗魂ペインターズの方たちがポリエチレンシートをつないでスツールの上部に雨除けテントをつくっていただきましたが、雨がやみそうもないということで、ベンチとスツールの塗装の続きと「夢実現」の周りの植栽の整備は延期することにしました。

作業8日目(仕上げ作業後半~完成)

仕上げ作業の仕切り直しは4月1日(土)。前日の雨は早朝に上がり、美術部員は彩色の残り作業と細かい部分の手直し、PTAと地域の皆さんは「夢実現」の文字の周りにシバザクラを植える作業を行いました。作業は昼過ぎには完了し、中庭はカラフルな大小の花をちりばめたような明るい空間へと生まれ変わりました。生徒会長で美術部長の生徒さんから作業に協力された方たちへの感謝の挨拶があり、「学年を超えた交流の場にしていきたい」とのうれしい言葉もありました。
最後に、以前は水盤として使われていた円形のベンチの中央に中庭のシンボルとなるシマトネリコの木を据えました。

千里ニュータウンの14歳以下の子どもの数は2010年ごろから増加傾向にあるとはいえ、1975年前後のピーク時に比べれば1/3程度に減少しています。生徒数の減少に伴って、使われなくなった校庭の維持管理は小中学校にとって負担になっています。
千里ニュータウンでは、社会状況の変化によって行政の手で面倒を見ることが手薄になっている公共空間が増えてきています。しかし、住民の手で少しずつ改善していくことは可能であり、「住民の手で」ということがまちへの愛着や誇りを生み出していくのだと思います。今回のプロジェクトが、住民自らが身の回りの公共空間を手塩に掛け、新たな使い方を生み出していくきっかけになればと考えます。


※参考:千里ニュータウンの14歳以下の人口 ( )内は全人口に占める割合

  • 1975年:41,967人(32.3%)
  • 2005年:10,705人(11.9%)
  • 2016年:14,037人(14.1%)