千里ニュータウンにお住まいのみなさまから、就学・就職・転勤などで他の地域に転居された千里ニュータウンのOB・OGのみなさまから千里ニュータウンの思い出をお聞きしています。

『ディスカバー千里だより』No.3(2017年1月31日号)

PDFファイルはこちら


「ディスカバー千里」(千里ニュータウン研究・情報センター)は、①2002年に、新千里東町のコミュニティ・カフェ「ひがしまち街角広場」に集まった地域住民、建築・都市計画・まちづくりの専門家、大阪大学の研究者・学生が立ち上げたグループである「千里グッズの会」の有志と、②豊中市千里文化センター・コラボにおいて観光冊子『ぶらり千里:魅力発見ガイドブック』の編集や、まち歩きを行ってきた市民実行委員会広報プロジェクトの有志、さらに、③近畿大学建築計画研究室の有志が合流して活動するグループです。
大阪府によって開発され半世紀を経た千里ニュータウンは豊かな町に成熟しました。団地の建替えも活発な恵まれたニュータウンですが、元々の先進的な計画の価値、住民による暮らしと場作りの歴史が共有・尊重されておらず、今後の成熟社会の住環境に向けての再構築はあまり進んでいません。このような問題意識のもと「ディスカバー千里」は活動を継続しています。

コラボ10周年記念フォーラム

千里文化センター「コラボ」設立10周年を記念して、千里の思い出話、昔話を語り合い、千里の良いところを浮き彫りにしながら、これからの千里文化センターのあり方や千里のまちづくりに向けて語り合い、誰もが住みやすい賑わいのあるまちにしていく機運を醸成するためにフォーラムが開催されます。「ディスカバー千里」共同代表がフォーラムのスピーカーとして参加します。

  • 日時:2018年2月10日 14〜16時
  • 場所:千里文化センター・コラボ 多目的スペース
  • 定員:150名(当日会場で受付・先着順)
  • 主催:
    ・豊中市 市民協働部 千里地域連携センター
    ・吹田市・豊中市千里ニュータウン連絡会議

コラボ2坪マルシェ〜千里グッズ販売〜

千里文化センター「コラボ」では、2018年1月より、「コラボ」の賑わい創出と地域活性化の機会とするために、「コラボ2坪マルシェ」が開催されます。
「ディスカバー千里」では、「コラボ」10周年記念フォーラムに合わせて、「コラボ2坪マルシェ」に出店し、冊子、カレンダー、絵葉書などのグッズを販売します。

  • 日 :2018年2月8日(木)〜10日(土)
  • 時間:10時〜16時
  • 場所:千里文化センター・コラボ 正面玄関前
  • 「コラボ2坪マルシェ」の売上金の一部を、「とよなか夢基金」に寄付させていただきます。

千里カレンダー2018販売中

「ディスカバー千里」のメンバーが撮影した写真ストックから、千里ニュータウンの四季の写真、団地の写真、懐かしい写真などを厳選して作成した「千里ニュータウンカレンダー2018」の販売を開始しました。

  • サイズ:幅(182mm)、高さ(157mm)、奥行き(70mm)
  • 代金700円/円(郵送販売の場合は、送料が別途必要)
  • 販売場所
    ①郵送販売:こちらからご注文いただけます。
    ②「ひがしまち街角広場」(常時販売)
    ③「コラボ2坪マルシェ」(2月8〜10日の3日間)

「ひがしまち街角広場」から

新千里東町近隣センターの「ひがしまち街角広場」は、空き店舗を活用したコミュニティ・カフェのパイオニア的存在として、国内外からの注目を集めています。
「ひがしまち街角広場」は建設省(現・国交省)の「歩いて暮らせる街づくり事業」と、それを受けた豊中市の半年間の社会実験として2001年9月にオープン。「お手伝いしている人もボランティアだけど、来る人もボランティア」をモットーとして、半年間の社会実験が終わった後の約16年の運営は、補助金を受けない住民による「自主運営」が続けられています。

  • 運営日時:11時〜16時
  • 定休:毎週日曜、毎月第3土曜
  • TEL:06-6831-9701

ディスカバー千里:最近の活動

千里ふれあいフェスタ

2017年12月2日、「ディスカバー千里」がコーディネーターとして参加した「八中の中庭を蘇らせよう!プロジェクト」で綺麗になった中庭にて、八中校区(新千里北町と新千里東町)の住民交流の催しである「第13回千里ふれあいフェスタ」が開催されました。リニューアルされた中庭では八中吹奏楽部の演奏会が開かれ、地域団体のカフェも出店しました。「ディスカバー千里」は、千里ニュータウンの歴史や魅力をまとめた「大きな本」やパネルを展示し、これまでに出版した千里紹介冊子や千里絵葉書の販売も行いました。

第1回車止め街歩きツアー

「ディスカバー千里」では、新千里北町に50以上ある動物型・幾何学型のユニークな車止めに注目し、継続的な調査を続けてきました。2017年11月25日、調査結果を紹介する第1回車止め街歩きツアーを開催しました。千里文化センター「コラボ」で、新千里北町の街の成り立ち、車止めが設置された背景などを説明した後、実際に街歩きを行いました。ツアーには地域住民、専門家、研究者、子ども、合わせて20人の方にご参加いただきました。「ディスカバー千里」では今後も定期的に車止めツアーを開催する予定です。

コミュニティ政策学会

2017年7月、千里ニュータウンでコミュニティ政策学会が開催されました。コミュニティ政策学会の分科会「ニュータウンから探る、まちの担い手が育つコミュニティ」にあわせて新千里東町を巡るエクスカーションが行われ、「ディスカバー千里」がコースの検討、ガイドをつとめました。ほぼ定員の30人の参加があり、千里ニュータウンの街の仕組み、集合住宅の建替え、地域活動の様子などを見ていただきました。

島熊山窯跡遺跡への道案内の看板

豊中市新千里南町にある島熊山窯跡遺跡への道案内の掲示板が設置されました。東豊中と新千里南町との境をなす丘陵部の頂上付近には、多数の須恵器(すえき)片や焼土、窯壁破片を含んだ灰原(はいばら)が広がっており、千里ニュータウン開発時に緑地帯の中に取り入れられ保存されています。1987年には豊中市指定文化財に登録。「ディスカバー千里」では遺跡への道案内の看板の設置を教育委員会に提案し、5基の看板を設置していただきました。

「ディスカバー千里」では他にも次のような活動を行ってきました。

  • 新千里北町の車止め調査の成果をまとめた冊子が、千里ニュータウン豊中市域の小学校・中学校の数校に購入していただき、図書室に配架されることとなりました。
  • 千里文化センター「コラボ」主催の「千里まちあるきガイド・ボランティア講座 第1期〜3期」の企画・協力を行いました。
  • マレーシア国立ケバングサン大学(マレーシア国民大学)の方々へのガイドツアーを行いました(2017年12月19日)。
  • 毎日放送「教えてもらう前と後」(11月21日の放送回で取り上げられたトイレットペーパー騒動)、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」(12月26日の放送回で取り上げられた新千里北町の車止め)の取材への情報提供、協力を行いました。