『アサヒファミリー』に「千里ニュータウン展」についての記事が掲載されました。
2万2170人の来館者数を集め話題を呼んだ吹田市立博物館の特別展「千里ニュータウン展」(4月22日〜6月4日)が、豊中市立千里公民館でも開かれている=別項参照。
吹田でも44人の市民委員が大活躍したが、こちらでも15人の市民委員が奮闘。企画から展示、広報、イベントの司会までを担っている。
吹田と同じくニュータウンの計画書や60年代の暮らしの道具あれこれに加え、豊中オリジナルの展示もある。委員会メンバーが“発掘”してきた千里中央の航空写真、ニュータウンで生まれ育った若い監督が千里を舞台に制作した映画上映のほか、ニュータウン開発以前の上新田村の様子を紹介する写真や民具約100点が加わった=写真。
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千里ニュータウンの豊中市域は、かつて上新田村だった土地の一部を買い上げて開発された。ニュータウンが話題になるとき、古くからの上新田地域は図上では空白で表される。そんな分断状況を変えたい、という思いもある。「新しい住民と古くからの住民、今まで交流が少なかったのは事実。昔のことをあれこれ言うのではなく、これからお互いに行動しながら協力していかなければ」
目指すのは「お互いのいい所を残して、調和の取れた地域づくり」。西島さんは「この展示がそのきっかけになれば」と願っている。
*「住みよい街づくり 上新田+千里ニュータウン展示」・『アサヒファミリー』アサヒ・ファミリー・ニュース社 2006年9月8日