ディスカバー千里（千里ニュータウン研究・情報センター）は新千里東町の東丘校区福祉委員会の依頼を受けて、9月15日に東丘小学校での「敬老の集い」に「大きな本」東町編と千里中央年表を展示しました。千里ニュータウンの暮らしの歴史を地域の皆さんに振り返っていただく活動の一環です。
この日は、曇り空でしたが、多くの高齢者の方たちが東丘小学校の体育館に集まってこられました。会場では、第八中学校のブラスバンド演奏や小学１年生の合唱、教員の方たちのコーラス、地域の和太鼓集団「八鼓（やっこ）」の演奏、「盆踊り盛り上げ隊」の「千里音頭」などが披露されました。
この集いの主催は、東丘校区福祉委員会と豊中市社会福祉協議会ですが、東丘小学校のPTAの方たちが裏方として力を発揮しておられました。
展示しました大きな本・東町編は、住民の方たちや行政から提供していただいた昭和40年代～50年代ごろの懐かしい街並みの写真、さらに、現在建替えが最終段階に入りつつある府営団地のかつての建物配置図や住宅の間取り図（増築前と後の家具配置の比較）などを編集したものです。一方、千里中央の年表は、セルシー広場でデビューコンサートを行った歌手やタレントのリストも掲載しています。
東町では近年、建替えられた新たな集合住宅に入居される子育て世代の方たちが増えています。大きな本や千里中央年表は、長く東町で生活してこられた方たちにとっては、入居以来の暮らしを振り返るきっかけになると思いますし、まだ居住歴の浅い若い子育て世代の方たちや子どもさんたちにとっては、建替え前のまちの姿や暮らしの歴史を改めて知ることができ、このまちへの関心を育むための入門書になると考えています。
集いの最後は、参加者全員による童謡「ふるさと」の合唱で会場は盛り上がりました。
参考：「敬老の集い」の趣旨
「敬老の思想と高齢者福祉への理解を深めるとともに、地域ぐるみの参加協力の気運を培い、日々の生活を明るく豊かにすることにより、福祉の増進を図ることを目的に豊中市社会福祉協議会と校区福祉委員会が実施しています。市では、これら活動を支援するため費用の一部を補助しています。
毎年9月に65歳以上の人を招待して集いを開催しています。」
＊豊中市「敬老の集い（豊中市社会福祉協議会主催）」のページより
（更新：2018年9月17日）
